社会人が働きながら看護師を目指す際のポイント!!
2022.4.1
こんにちは、Studyナースの中村です。
前回のコラムでは、社会人でも看護師を目指せることをお伝えしましたが、
今回は働きながらでも目指せるのか・・という疑問にお答えしていこうと思います。
<目次>
■働きながら予備校に通うことはできる?
■働きながら看護学校に通うことはできる?
■働きながら目指す資格は正看護師?それとも准看護師?
■Studyナースが働きながら看護師を目指す方におすすめな理由
■働きながら予備校に通うことはできる?
多くの方は社会人受験生は働きながら勉強をしています。
看護学校受験のための予備校は多く存在しますので、もちろん塾・予備校に通うことは可能です。
では、どのような種類の予備校があるのかと、それぞれのメリット・デメリットについて整理していきましょう。
◆全日制の通学タイプ
こちらは、午前中から夕方までびっしり授業があります。一般的には浪人生が通う予備校のイメージに近いですが、働きながら通学するには難しいといえます。
<メリット>
・まとまった時間を受験勉強に充てられること。
・同じ志をもつ仲間と、身近な環境で勉強できてモチベーションをあげられること。
<デメリット>
・まる1日通学するため、仕事を休職もしくは退職しないといけないこと。
・自宅近くに通学できる予備校がなければ、通学時間がかかり、時間的なコストがかかること。
◆半日制・夜間の通学タイプ
こちらは授業時間や曜日が決められています。多くは夜の時間や土日といった週末になっているようです。
働きながら目指す点では全日制よりは現実的ですが、通学スタイルということで全日制のデメリットが一部残ります。
<メリット>
・仕事帰りや仕事が休みのときなど自分の行ける日で授業を調整できること。
・同じ志をもつ仲間と、身近な環境で勉強できてモチベーションをあげられること。
<デメリット>
・自宅近くに通学できる予備校がなければ、通学時間がかかり、時間的なコストがかかること。
◆通信制・動画授業のオンラインタイプ
こちらは通学スタイルとは違い、ご自宅で勉強が完結できるものです。
通学する時間のコストを抑えて、自分が勉強できるタイミングで調整できるため、半日制・夜間の通学タイプよりはよりメリットがあるでしょう。
<メリット>
・仕事帰りや仕事が休みのときなど、自分の勉強できる日で調整できること。
・通学時間といった時間的なコストを抑えることができる。
<デメリット>
・勉強中に困ったことを相談するときに、近くに先生がおらずすぐ相談することができない。
・各科目の勉強計画の進捗管理は基本的に自分で進めていかないといけない。
<まとめ>
それぞれの予備校スタイルにメリットデメリットはありますが、
働きながら看護師を目指すならば、半日制などの通学タイプかオンラインタイプでスキマ時間に勉強するのが現実的になってきます。
■働きながら看護学校に通学することはできる?
見事に受験に合格して、看護学校に通えることが決まったとして、
果たして看護学校には働きながら通えるのでしょうか?
結論から言うと、働きながら通いたい場合、正看護師の資格は取れません。
准看護師の資格取得ならば可能です。
というのは准看護師であれば、定時制や通信制の学校が一部あるためです。
これらの学校であれば働きながらでも看護学校に通うことができます。
看護学校の多くは「全日制」です。つまり、丸1日授業を受けてカリキュラムをこなしていくところがほとんど。
また、看護学校は2〜3年通う必要がありますので、全日制の学校を選択すれば、おそらく仕事を退職する必要があるでしょう。
ここで、全日制と定時制・通信制の看護学校について整理していきたいと思います。
<全日制の看護学校>
・平日の午前中から夕方まで授業があり、通学期間は准看護師で2年間、正看護師は3年間(大学は4年間)通学する必要がある。
・学校によっては、週5日の授業ではなく、週3日の授業と間引きしている場合がある。
<通信制・定時制の看護学校>※准看護師のみ
・平日の午後、もしくは夜間のみに授業を行っていることが多い。通学期間は2年間。
午前中に仕事をして、午後から授業を受ける、といったスタイルが可能。
■准看護師になるメリットとデメリット
働きながら学校に行くなら、准看護師しか取得できないのですが、看護師であれば准看護師でもよい、という考え方もできます。
しかしながら、今後のキャリアにも影響することになるため、メリット・デメリットを抑えておきましょう。
<准看護師を選択するメリット>
・看護学校の学費が正看護師に比べて安い。
正看護師が年間約100万円に対し、准看護師は約50万円です。金銭的な負担を抑えられるのが非常に大きいと思います。
・通学期間も正看護師に比べて短いので、短期間で資格取得ができる。
准看護師は2年間に対し、正看護師は最短で3年間通学が必要です。看護師不足と言われている中で、早くに資格取得して現場で活躍することができます。
<准看護師を選択するデメリット>
・資格取得後の基本給が正看護師よりも低いことが多い。
資格の違いで職務の差はないですが、准看護師は自身の判断だけで業務を行うことができません。一方で正看護師であればそれができるため、基本給に差が出てきます。
・管理職登用などの今後のキャリア選択が狭まる。
看護師としてキャリアを積むのであれば、資格取得後のことも考えておきましょう。
管理職といったキャリアップを目指す場合は、正看護師でないといけません。この意味で准看護師はキャリアの選択肢が絞られるということが言えます。
■働きながら目指すのは、正看護師?それとも准看護師?
これまでをまとめると、
看護学校に入る前の塾・予備校については、働きながらでも、正看護師と准看護師の両方の資格取得が目指せる。
看護学校入学後は、働きながら通うなら、准看護師になれても正看護師は目指せない。
ということがわかったと思います。
では、どちらを目指すのがよいのか、ということですが、
個人的には正看護師の資格取得をおすすめします。
というのは、働きながら看護学校に通学することはできないですが、晴れて看護師の資格を取得したときに、仕事の裁量は正看護師に寄っていることが現実だからです。
例えば、病院が看護師を募集する際に正看護師が採用できれば、診療報酬というもので加算されて、病院の収入UPに繋げられます。
つまり正看護師であることで、人材として求められる頻度が上がるため、持っておいて損がない資格だと考えることができます。
■Studyナースが働きながら看護師を目指す人におすすめな理由
Studyナースでは、効率よく学習し成績を上げられるので、働きながら勉強する方にはおすすめです。
分類としてはオンラインタイプですが、通学タイプ以上のコミュニケーション量で生徒さんをサポートします。
特に9時~24時まで指導可能な点で、生徒のみなさんの生活スタイルに合わせることができています。
動画の授業を見ていただき、その後には講師とのzoom面談。
翌日にはご自身で復習していただき、次回の授業の冒頭には前回の授業の確認テスト、というサイクルでカリキュラムを回していきます。
各単元でStudyナース以上に細かい確認テストがある塾は珍しく、このテストカリキュラムをこなしていくだけで段階的に知識を定着させることができます。
学科試験の合格保証制度もあり、確実にみなさんの成績を引き上げます。
実際に昨年、看護学校に合格した生徒さんは、この【サイクル】を確実にこなしてくださり、
働きながらでも看護学校合格を勝ち取ることができました。
■まとめ
働きながら看護師資格取得はもちろん可能ですが、どの資格取得を目指すのかは重要なポイントです。
また受験勉強をするための環境づくり(=塾・予備校選び)も合格できるかどうかを分ける重要なポイントです。
看護師の資格取得まで困難な道のりではありますが、みなさんが志望校に合格できるように我々Studyナースも最大限サポートします!