看護師になりたい高校生が「今すぐ」やるべきこと
2022.6.13
こんにちは。Studyナースの中村です。
今回は、看護師を目指すにあたっての心構えや高校生が事前にできることをまとめていきます。面接試験の対策にもなりますので、ぜひおさえておきましょう。
~~~今すぐやるべきことリスト~~~
- 志望理由の掘り下げ
- 進学ルートの決定
- 看護・ボランティア体験参加
~~~~~~~~~~~~~~~~~
■看護師になりたい理由を具体的に考えよう
高校生のみなさんが看護師になりたいと思ったきっかけはあるはずで、それが志望理由になります。
たとえば、「自分が病気で入院したときに、看護師さんが丁寧に対応してくれたから」とか、身近な方に知り合いに看護師がいて憧れ・興味を持ったから、とか様々です。
コードブルーのようなドラマを見て憧れを持った、とかどんなに小さなことでもよいので、きっかけを見つけていきましょう。
■志望理由を掘り下げよう
自分なりの志望理由を見つけたら、より具体的に考えていくことが必要です。これを「志望理由の掘り下げ」といいます。
理由を掘り下げることで、自分でも気づかなかったような本音の部分が見えてきてます。
本当に自分がやりたいことなのかどうかはもちろん、やりたいことだと心から納得して看護師を一生懸命に目指すためのエネルギーにもなってくれます。
また、志望理由が上辺だけの言葉になりませんので、自然と面接や志望理由書の対策にもつながっていきます。
では、どうやって志望理由を掘り下げていくのか。それは「なぜ」という言葉で2~3回自問自答していく簡単な方法で実現可能です。試しにやってみましょう!
========================
<1回目の「なぜ」>
なぜ看護師になろうと思ったの?
<答え>
自分が入院したときの看護師さんに親切に接してもらったことが印象的だったから。
<2回目の「なぜ」>
なぜそれが看護師になるきっかけになったの?
<答え>
その時の看護師さんがかけてくれた言葉でとても励まされて嬉しく感じて、自分もそういう人になりたいと思ったから。
<3回目の「なぜ」>
なぜ自分もそういう人になりたいと思ったの?
<答え>
自分の性格的に、人に尽くすとか人のためになるということが好きで、自分に合っている職業だと感じたから。
=========================
どうでしょう?こんな感じで志望理由を掘り下げていくと、単純に入院したことが理由なのではなくて、自分の性格的に看護師に合っていると思ったというような、内面のより深いところに理由があったことに気づけます。
人によっては3回以上やっていただいてもOKです!自分の心のもっと奥深くにたどり着けるかもしれません。ぜひ「なぜ」という言葉で志望理由を深掘りしていきましょう。
■高校生が選択できる進学ルートを確認しておこう。
看護師になるには、最終的に国家試験に合格しなければなりません。その国家試験の受験資格に「所定の学校を卒業すること」とあり、この学校(いわゆる看護学校)については、入試科目が違ったり、卒業までの年数が違ったりとさまざまな種類があります。
自分の状況や実力にあった学校選びができるように、各学校の特徴を整理していきましょう。
看護師資格が取れる学校は、大きく分けて大学・短大・専門学校の3つに分かれるので、順に整理していきます。
<大学>
主な入試科目:英語・数学IA・ⅡB・国語(小論文)・理科・面接試験
※入試科目は、国公立大学の場合「共通テスト」を受験する必要もあり。
通学期間:4年間
通学期間は4年間で一般の大学と同じです。大学にも国公立大学・私立大学とあり、前者の場合は共通テストの受験が必須になるので、対策する科目が増えます。また、専門学校や短大に比べて科目数が多くなるだけではなく各問題の難易度もあがるため、相応の勉強量が必要になるといえます。
理科を勉強しないといけない点で、高校によっては理系クラスへ進級する必要があるかもしれません。
<専門学校・短大>
主な入試科目:英語・数学IA・国語(小論文)、面接試験
通学期間:3年間
通有学期間は3年間で、大学よりも1年短いことがわかります。そして入試科目は理科がなく、数学も数学IAのみということで大学よりも受験しやすいことがわかりますね。そのため高校生は専門学校・短大の受験を目指すことが多いようです。入試問題の難易度は大学より易しくなるので、勉強が苦手な高校生でも十分対策することができます。
参考:正看護師と准看護師の違い
看護師資格には正看護師と准看護師の2種類があり、准看護師であれば2年間の通学で資格が取れます。専門学校よりもさらに1年短い時間で資格が取得できるので、中には准看護師資格取得を考える高校生もいるでしょう。
しかし、最近では都道府県によって准看護師の制度を廃止しようとしたり、准看護師の業務が正看護師に比べて一部制限されているということがあったりと、なにかと不利な状況が樹看護師にはあります。
この状況を1年の通学期間の違いで解消できるのであれば、長い看護師人生を考えて正看護師を目指すことが良いと思います。
■高校生のうちにできる体験をしておこう。
看護師を目指す高校生の特権みたいなものですが、高校生向けに看護師の体験イベントがさまざま用意されています。
志望理由の深掘りがうまくできなかったり、看護師ってなに?っていうことを具体的にイメージするには最適なので、今後のキャリアを考えていくためにぜひ有効活用していきましょう。
参考までにどういう体験があるのかをまとめていきます。
●看護体験
大学や専門学校、看護協会が主催している高校生向けのイベントです。
・血圧、脈拍の測定
・患者さんのケア体験(体を拭いたり、洗髪・手浴の体験)
・ストレッチャーでの搬送
・看護師についてまわって職場見学
といった体験ができます。
看護師を目指す高校生の多くは参加しているようなので、自宅近くでイベントがないか確認してみましょう。
●ボランティアへの参加
看護師になりたい人向けのイベントでなくても、地域のボランティアへの参加でも全然OKです。というのは、ボランティアは基本的に無償で「誰かのために自分の行動が役に立つ」というもので、この考え方は看護師になってからも非常に活きるものです。いわゆる「ホスピタリティ」というもので、実は看護師になる人の多くは自然と持ち合わせている資質だったりします。
自分には高いホスピタリティがあるかな?それを活かして仕事をしていくのは向いていそうかな・・・?と考えるきっかけになるのでオススメです。
■Studyナースでは看護師を目指す高校生を応援します。
高校生が効率よく最短経路で志望の看護専門学校の合格を勝ち取れるカリキュラムをStudyナースでは用意しています。
Studyナースは1人1人の個別のカリキュラムのもと、授業は動画視聴とzoom面談になるため、自分のペースに合わせて学習が可能なオンライン専門塾です。
忙しい部活などとの両立も可能なスタイルです。
授業後には確認テストを行い知識定着の確認をするため、覚えたことが短期間で身についていくことが実感できるでしょう。
また、これまで勉強が苦手でうまくいかなかったとしても、Studyナースでは基礎からきちんと習得できるようなカリキュラムになっていますので、安心して受験勉強をスタートできます。
資料請求はこちらから→→→資料請求・お問い合わせ